子どものおもちゃに、テレビのリモコン、時計に懐中電灯など様々な場面で使われている「乾電池」はリサイクルされていることご存じでしたでしょうか?
産業廃棄物や粗大ごみとして捨てることはありませんが、不用品としてよく捨てているよという方は多いでしょう。
乾電池が再利用されるまで
乾電池は自治体で回収されるほか、お店で乾電池を購入するときにも引き取ってもらえます。
処分するときに必ず電池の+極と-極をテープで絶縁しておきます。
そうしておかないとショートしてしまって、回収の時に危険です。
また自宅でも再利用できるということから「乾電池充電器」という物が販売されています。
理論上は正しいものの、「一次電池」と呼ばれる普通の使い切りタイプの乾電池を充電すると爆発の可能性があります。
絶対にやめましょう。
様々な鉱物が含まれている
乾電池を回収した業者は形や危険な乾電池はないかを調べて再利用に臨みます。
選別された後「ロータリーキルン」と呼ばれる大きな炉で乾電池は燃やされ、水銀が抽出されます。
水銀を取り出した後の乾電池はさらに金属別に分別され、亜鉛や鉄に分けられ再利用されます。
小さな鉱山
乾電池をそのまま捨ててしまうと何の意味もありませんし、処分をする人が危険にさらされる恐れがあります。
鉱物として使うことが出来る資源がたくさん含まれた乾電池は不用になっても、正しい処分方法で捨てて新たな使い道に回してあげましょう。
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